研修会の模様をお伝えします

先日、五百万石生産部会の視察研修会が行われました。当JA管内では酒の原料となる酒造好適米の五百万石を全農を通じて契約栽培しています。視察先の新潟市阿賀地区では、麒麟山酒造株式会社と生産者が連携して酒米の品質向上に取り組んでおり、平成7年に「奥阿賀酒米研究会」を設立し実需に応える高品質の酒米生産を行っています。視察では生産圃場並びに酒造メーカーを訪問し、参加した生産者からは「圃場に生産者の顔写真入りの看板を設置するなど工夫されている点が参考になった」という声が聞かれました。


      圃場を視察している様子。


 また、特別栽培米わたぼうし生産者部会では、管内の圃場にて現地研修会を行いました。わたぼうしはもち米の一品種であり、餅や餅菓子の原料として使用されます。この研修会は高品質なもち米生産に重要な穂の出る前後の管理について、栽培管理の手法説明と生産者間の意識の統一、実際の圃場を見ることで本年の生育傾向をつかむことを目的にしています。当日はあいにくの雨模様でしたが、長岡農業指導普及センターの樋口普及指導員より、本年の気候条件による実際の稲の生育状況を生産者ごと圃場ごとに細かく確認し、今後の肥料管理、水管理、病虫害予防を適切に行って欲しいと説明が行われました。


      稲の生育状況を圃場で実際に確認して説明を行っている様子。


 厳しい米の需給状況が続く中、コシヒカリを軸としながら、五百万石、わたぼうし、他のうるち米等をバランス良く作付けかつ品質の良い米を生産して頂くことで、確実に早期に米の全量販売ができるように今後も研修会等を開催していきます。