WCS用稲の収穫が行われました

長岡市三島地区において、WCS(ホールクロップサイレージ)用稲の収穫が行われました。WCS用稲とは、本来は米として収穫すべきものを米として収穫するのではなく、穂が出て間もない時点で刈り取ることで繊維の多い茎葉部分と栄養価の高い穂の部分を一緒にし、牛の飼料(エサ)とするものです。

 稲は穂が出てからだんだんと黄化し始め、9月には実はすっかり固くなり皆さんの食べられる米となります。牛の場合は穂が出てまだ実が柔らかい状態で醗酵させたエサを好みます。そのため、WCS用稲の場合は穂が出てから2週間程度のうちに収穫する必要があります。


      天候に恵まれ、作業は順調に進みました。



      稲が丸められ排出されます。



      今後、周りをラップで巻かれて保管されます。


刈った稲を丸めてラップし密封することで発酵が始まります。このWCS用稲は、地元の酪農農家へ供給され主に冬季間の牛の飼料(エサ)となります。