いちじく初出荷!

 暑い日が続いている中、いちじくの初出荷が行われました。


      パックに詰めて出荷します。果肉を傷つけないように優しく扱います。


 当JAで栽培されているいちじくは、西洋いちじくのひとつである「桝井(ますい)ドーフィン」という品種です。比較的栽培が容易な品種とされ日本の多くの地域で栽培されています。いちじくは、植栽後2年目には果実が取れるようになり、剪定等の管理を行って木を大きく育てていきます。例年、8月中旬には収穫・出荷されますが、本年は春先の低温で生育が大幅に遅れていました。しかし、梅雨明け以降好天高温の日が続いたことで持ち直し、待望の出荷となりました。果実はそのまま生で美味しく食べられますし、日持ちしないためジャムにするのもオススメです。


      初物は果実も大きくうまみがあります。

 また、出荷に先立って去る8月24日「いちじく現地研修会」が、越路地区において新潟県果樹振興協会等の主催により開催されました。これは優良な生産者の事例から品質の向上等をお互いに学ぶため県内の各生産者を集めて行われるものです。


      研修会には上越から岩船まで多くの生産者が参加されました。


 今回は、昨年いちじく部門の共進会農林水産大臣賞を受賞された越路地区の鷲頭さんのハウスを訪れ、視察を行いました。


      鷲頭さんはハウスを利用し13aの栽培を行っています。

 いちじくの需要は高いものの、栽培上では冬季間の雪害や害虫による被害、果肉が傷つきやすいという扱いの難しさ、また、収穫後日持ちしないため地元周辺以外へは出回りにくいという問題点があります。研修会では、青果市場や県専門技術員の方々から各問題点の対策や注意点、今後の展望などの話があり、皆さん熱心に聞き入っておられました。

 いちじくはこれから11月上旬まで出荷が続きます。是非旬の味をご賞味下さい。