穂肥指導会が始まりました。

 稲の出穂期(圃場全体に稲の穂が4〜5割出てきた頃)が近づき、圃場に穂肥を撒く時期(25〜10日前)となりました。“穂肥“とは、稲の生育後半に栄養を与える重要な作業です。しかし、肥料をやり過ぎると草丈が伸びすぎて刈り取り前に稲が倒れて(倒伏と呼ぶ)しまったり、少なすぎると8月の異常気象により品質を悪くするおそれがあります。
 管内のどこよりも早く、6月25日にたかね錦(契約栽培の酒造好適米)の穂肥指導会が行われ、部会員10名とJA、関係機関、酒造会社を交えて代表5圃場を巡回し、生育状況の報告と今後の管理についての指導が行われました。
 圃場巡回後には検討会が行われ総評や他品種を含む栽培概況についての情報提供・調査データから見た栽培指導が行われました。


たかね錦の生産者と代表圃場を巡回しJA職員が生育状況の報告を行っています。



現在の稲姿から今後の管理をJAが指導し、生産者の皆さんは自分の田んぼと見比べ、今後の参考にしています。



圃場巡回終了後に反省検討会が行われ、それぞれの意見を出しあい今後の生育管理について検討しました。

 今年度の生育状況は、5月中旬頃に田植えされた田んぼでは田植え後の低温による植え傷みや活着不良から生育が遅れ気味でしたが、5月下旬以降からの好天により回復し、平年並みとなっています。
 これから、それぞれ品種毎の出穂期にあわせた穂肥指導会が実施され、生産者は高品質・良食味な米づくりを目指していきます。

次回は笹だんご作りの様子をお伝えします。